Old StormLantern は、現在準備中です。

vlo_olv works as... Alte Sturmlaterne

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2018/04/02 14:09

ストームランタンを使用していく中で最もよくあるトラブルが燃料の入れすぎによるオーバーフローです。
オーバーフローさせてしまうと、アームの付け根からジワジワと燃料が漏れてきたり、点灯が不安定になったりと厄介です。

【ストームランタンの構造】
ストームランタンのタンクは上部が2重の構造になっており、アウターケースとインナーケースの間に空間があります。
また、フューエルキャップはランタンが傾いた時に「ドボドボ」と燃料がこぼれない程度の役割。バーナーとインナーケースの接点にはパッキンが無く、ただハマっているだけです。バーナーには空気を取り入れる穴が開けられているため、燃料をシャットアウトする構造になっていません。

【燃料を入れすぎてしまうと。。。】
そのため、燃料を入れすぎてしまうと矢印のように燃料が溢れ、アウターケースとインナーケースの間に溜まってしまいアームの付け根からじわじわと漏れてきます。アームの付け根の隙間は僅かしかないため、溢れた燃料が中々抜けずにずっと漏れているように感じられます。また、空気の循環を妨げるため、点灯中にしゃっくりの様な症状や、消えやすくなる状態となります。

【そもそも適切な給油量は?】
燃料満タン時の標準的な燃焼時間は、
Feuerhand Atom No.75 , 175:約12時間
Feuerhand 176:24時間
となっており、ひと晩ならタンクの半分から2/3程度の燃料で足ります。
また、輸送は燃料を抜いた状態でおこない、暗くなる前に給油しておくことをお勧めします。
輸送中はスーパーのビニール袋等に入れておくと抜き切れなかった燃料が漏れても周りを汚しません。

【オーバーフローさせてしまったら。。。】
燃料をオーバーフローさせてしまったら、以下の方法で対処してください。
①自宅等時間がある場合
・タンクから燃料を抜き、バーナーとホヤ(グローブ)を外します。
・キッチンペーパー等をアウターケースとインナーケースの間に押し込み可能な限り溢れた燃料を取り除きます。
・その後、風通しの良い日陰で数日ランタンを乾燥させます。

②キャンプ中の場合
・フューエルキャップを外し、多すぎた燃料を減らします。
・バーナーとホヤ(グローブ)を外します。
・フューエルキャップを閉めます。
・キッチンペーパー等をアウターケースとインナーケースの間に押し込み可能な限り溢れた燃料を取り除きます。
・時間がある場合は日なたで乾燥させます。
・取り除ききれなかった燃料が滲んでくる場合がありますので、使用される場合には設置場所に注意してください。
・帰宅後、①同様に風通しの良い日陰で数日ランタンを乾燥させます。

以上、ご参考にしていただければ幸いです。